so? notebooks curator's blog

商標登録の最初の関門は、意外なことに、適切な特許事務所探しでした。
最初にコンタクトを取ったいくつかの事務所では、残念ながらこちらの希望とニーズに合う代理人を見つけることが出来ませんでしたが、商標登録ホットライン経由で大阪の大槻国際特許事務所さんにたどり着きました。
こちらに相談をしてからは、すべてがスムーズに進んでいきました。

要検討事項

特許事務所にコンタクトを始める前に、インターネット上で情報収集すると共に、関連書籍を何冊か読み、基本を理解するように努めました。
私が最初に特許事務所に問い合わせした内容は、概ね以下のようなものでした:

  1. 出願までの手順について:
    オリジナルデザインのノートブックのブランドで、製品にブランド名ロゴを印刷する予定である。
    この場合、まず、ブランド名文字列について、登録可能かどうかの事前調査を特許事務所に依頼→文字列レベルで登録可能と確認できた段階で、ロゴデザイナーにこの文字列を使用したロゴデザインを依頼する。
    ←この手順で間違いないかどうか。
    他社に確認したところ、もしもロゴに文字列以外ものが入る場合は、ラフなものでもデザイン作成後にまとめて調査する方がいいと言われました。
    しかし、この方法だと、使用できるかどうかわからない文字列でロゴデザイナーに発注することになり、経費と手間の両方で無駄が出ると思われる。
  2. 商標登録の対象:
    1.で完成した「ロゴデザイン」が、文字列も含めて商標登録の申請対象となる。「文字列」と「ロゴデザイン」を別々に申請する必要はない、という理解で良いかどうか。
  3. 区分選択に関して:
    so? notebooksのブランド名では、ブランド名にnotebooksと含めてしまっているため、紙を使った伝統的なノートの制作のみを予定しており、これとセットで使えるほかの文房具の製造販売予定はない。ほかのいくつかの文房具メーカーについて商標登録状況を調べてみたところ、ノート製品については区分16でのみ登録している。従って、今回の申請も、区分16だけでよいのではと思うが、そのように区分を狭く設定することで起こりうる現実的な問題が何かあるかどうか。
  4. 申請に使う住所に関して:
    現在は、東京都在住で住民票もその住所である。しかし、来年、北海道に引っ越す予定がある。
    その場合、最初から北海道の住所で申請をするべきかどうか。それとも、申請時点では東京の住所で申請し、審査合格後~登録までの期間に、北海道の新住所で登録することが可能か。可能だとして、その場合、追加の経費が発生するかどうか。
    また、所謂セカンド・アドレス(私設私書箱など)での申請は可能かどうか。
  5. 海外展開への備え:
    越境ECのサイトを使えば、海外に製品を販売することは物理的には可能だが、海外の販売予定国での商標登録が済むまでは、国内での販売に限定すべきか。

コンサル力、提案力、結局は総合力

お問い合わせフォームから、上記のような質問を書いて送信したところ、すぐに連絡があり、一つ一つの質問に丁寧に答えて下さいました。
この後も、各論の部分で多くの細かい確認事項が発生しました。

  • ®マーク付加について
  • 製品のギフト梱包用に専用の化粧箱を作り、箱の蓋にロゴを箔押しする場合、色は勿論のこと、筆書きで表現されたものを箔押しで完璧に再現することはできない。この場合、使用している商標の同一性が問題とされる可能性があるかどうか。
    等々。

こういった追加の細かい確認事項にもサクサクと迅速丁寧にご回答・ご助言いただき、一連のプロセスを、全くストレスを感じることなく進めていくことができました。
こちらの事務所の仕事の進め方を見ていると、サービスの内容に過不足がなく、流れがいいと感じます。
私自身、前職で、かなりの時間をコンサルテーション業務に割いていましたが、他の仕事に比べると、この仕事を部下の方々に教えるのが一番難しかったです。
OJTとして、部下の方に説明をお願いして、私はバックアップ要員として同席するなどしていたのですが:

  • このテーマに関する相手の現時点での理解度を確認せずに、いきなり詳細の説明を始めてしまう。
  • 説明が一問一答式で、全体像が見えてこない上に、前後の脈絡がつかみにくいため、聞いていて段々不安が募ってくる。
  • 相手が、あまりにも知らないが故に、想定のしようがないトラブルやリスクについて説明しない。プロセスの経験者なら簡単に予測でき、回避する方法も分かっているのに、その提案を積極的にしない。

というような点が気になり、放っておくと相談に来られた方が後で困ることになりそうなので、かなり助け舟を出す必要がありました。
しかし、上記の点を指摘して、代わりにどんな説明の仕方が可能かを説明しても、さしたる変化も見られず…。
大槻さんの事務所で、一体どんなご指導をされているのか、機会があれば、一度うかがってみたいところです。

想拝

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